納税義務の承継(その2)

a1640_000079.jpg

前回に引き続き、納税義務の承継についてです。

納税義務の承継にあたり、一番問題となるのが「納付責任」です。

納付責任とは一体どのようなものでしょう。

例えば、自分が相続した未納税金は、それを納付すれば自身の責任は果たしたことになる。多くの方がそう考えると思います。

しかし、税法には次のような内容が書かれています。

相続人の内、相続によって得た財産の価額がこの計算した承継税額を超える者がいるときは、その相続人は、その超える価額を限度として、他の相続人が承継した税額を納付する責任がある。

非常に分かりにくいのですが、プラスの財産が自分の相続した未納税金の額を超えるときは、その差額の手残り部分に納税する責任が及ぶということです。

したがって、自分以外の相続人が、相続した未納税金を納税しない場合には、自分が代わりに他の相続人の分も納税しなければならないということになります。

個人の権利保護に対する法整備が進んでいる昨今ですが、時代の流れに逆行した制度かも知れません。

次回、具体例を挙げて説明します。


この記事の著者

飛田春陽

税理士

飛田春陽

高付加価値の提供により、顧客満足度を向上できるよう頑張ります。
どうぞよろしくお願いします。

札幌 税理士法人ノースブレーン

ページトップ